松阪木綿の御朱印帳2013/08/28

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松阪木綿の御朱印帳

松阪木綿とは?~

伊勢(いせ)国(三重県)松坂地方で生産される綿織物。
 
五百年ほど昔、わが国で棉(わた)が栽培出来るようになると、伊勢平野では、見渡す限り棉が作られ、棉作りが普及すると、この技術が木綿織りにいかされ、さらに藍を基調に暖色系のタテジマを配したものが、「機殿(はたどの)」を中心に木綿織りが盛んになりました。
 
早くから江戸に進出した松阪商人が売ったこと、そしてお伊勢まいりの土産として全国に広まったので、「松阪もめん(みいと織)」は当時の江戸庶民の粋なファッションとなりました。
 
松阪木綿は古くから伊勢神宮と深いつながりを持っています。
 
神御衣(かむみそ)祭りは伊勢神宮で最も古くから行なわれている祭典。その神御衣は松阪市機殿の上機殿とその隣接の東黒部の下機殿で古式に則り毎年5月14日に夏衣、10月14日に冬衣を奉納しています。
 
この上・下機殿は垂仁天皇の御代に倭姫命(やまとひめ)が御創定になったものと伝えられています。
 
伊勢平野南部の御糸五郷多気郡明和町(上御糸・下御糸・松阪市東黒部・西黒部・機殿)は古来両機殿を中心にいわゆる「みいと織」の製織で知られています。
 
江戸時代には農家が副業として「みいと織」の生産高を増し松阪に集荷して松坂木綿として江戸に売り出されました。
松阪市周辺は古代紡織の中心地で今も麻と絹を織って伊勢神宮に納める「機殿」があります。
 
松阪もめんの特徴であるシマは「島渡り」つまり舶来の柄であり、鎖国以前に松阪から安南へ渡った貿易商・角谷七郎兵衛のもたらした「柳条布」を国産化したものと言われ、松阪周辺の女性の高い美意識と、絶えずファッション性を考えた松阪商人の才覚による産物です。
 
縞はたて縞であり、また縞がはっきりしたものではなく、地味であり、遠くから見ると一色に見えるところに、その特徴があります。
 
縞の使い方は、紺を基調として、他に細い縞(2~3種)の繰り返しによるもので、松阪縞(嶋)と広く呼称され、現在では一口に縞と呼ばれています。 
 

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