2017年11月16日

伝統柄+招き猫のご朱印帳2017/11/16

伝統柄招き猫ご朱印帳.jpg

ホリーホックの御朱印帳ラインナップの中で定番ともいえる招き猫の柄。
招き猫と日本伝統の柄の組み合わせで、数年前より定番サイズ(横11cm×縦16cm)のものを取り扱っておりましたが
こちらの柄の大きなサイズをというご要望に応え、横12cm×縦18cmの大判サイズの御朱印帳をつくりました。
 
招き猫は小判を持った黒猫ちゃん。
伝統柄は、麻の葉、青海波、矢絣、唐草の4タイプで、各柄2色づつの展開となります。
 
この日本の伝統柄。
御朱印帳の仕事をすることになってから、表紙の柄として「和柄」の代表格ともいえますので、柄の由来などは知っておいたほうが良いと調べました。
日本の伝統柄の豆知識を知っているなんてちょっと素敵だと思います^^
 
麻の葉招き猫.jpg
 
【麻の葉】
麻の葉文様は日本独自の文様で、正六角形を基本とした幾何学文様です。
名前の由来は文字通り「麻」の葉似ているところから〈麻の葉〉と呼ばれるようになり庶民的な文様として親しまれた。
 
平安時代の仏像の切金文様のなかや、鎌倉・室町時代の繍仏(刺繍によって仏像や菩薩などをあらわしたもの)のなかにみられます。
 
また、麻は丈夫ですくすくとまっすぐに伸びることから、生まれてきた赤ちゃんには、麻の葉模様の産着を着せる風習がありました。模様の中の三角形にも魔除け、厄除けの意味があり、その集合体の麻の葉は、より強い意味があるとされています。
 
唐草招き猫.jpg
 
唐草】
 
つる草が四方八方に伸びてからみあう文様を図案化した模様です。
 
どこまでも伸びていくツタの様子は、まさに生命力の象徴。
 
唐草模様の意味は、「たとえどんなに悪いことがおこっても、それを克服し、未来永劫栄える」という願いが込められています。
 
青海波招き猫.jpg
 
【青海波】
 
青海波の模様はとても日本的なイメージがありますが、実は古代ペルシャの文様がシルクロードを経て飛鳥時代日本に伝わったものです。
 
日本での名称「青海波」は舞楽「青海波」の装束に使われた文様が起源となり江戸時代には青海水とも呼ばれていました。
青海波は無限に広がる波の文様に未来永劫の願いと、人々の平安な暮らしへの願いが込められた縁起の良い柄です。
 
矢絣招き猫.jpg
 
【矢絣】
 
日本では非常に古くから使われている模様で、本来は矢羽模様の絣を指していた。
 
江戸時代に、結婚の際に矢絣の着物を持たせると出戻ってこない(射た矢が戻ってこないため)と言われるようになり、縁起柄とされるようになったことから、小紋などにも矢羽模様が使用されるようになり、矢羽模様をさして「矢絣」と呼ぶようになりました。
 
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